持ち株レポート2021年2月

持ち株レポート2021/2/5現在

上昇に次ぐ上昇の1週間でした。GME騒動が終わって、機関投資家が改めてリスクオンの買い直し。踏み上げ相場のような銘柄もパラパラでていたものの、どちらかというとハンドル形成後のブレイク相場、という流れが顕著だったように思います。

決算はまちまちのようだったが、決算日に向かって上昇している銘柄らはほとんど内容はどうあれ下落しているように感じた。また、ガイダンスが「あれれ?」と思うようなものが増えていて、この数がどのくらい出てくるのかをみていきたい。

なんとなくリストした銘柄一覧

テスラ( $TSLA ) 売上○ EPS〇 ガイダンス公表せず
バンクオブアメリカ( $BAC ) 売上× EPS〇 ガイダンス?
ウェルズファーゴ( $WFC ) 売上× EPS〇 ガイダンス?
シティグループ( $C ) 売上× EPS〇 ガイダンス?
ロッキード・マーチン( $LMT ) 売上○ EPS× ガイダンス○
マイクロソフト( $MSFT ) 売上○ EPS〇 ガイダンス弱い
ゼネラル・エレクトリック( $GE ) 売上○ EPS× ガイダンス×
ネットフリックス( $NFLX ) 売上○ EPS×、ガイダンス 強い
アップル( $AAPL ) 売上○ EPS〇 ガイダンス×

*グロースではなく、セクターとしての傾向を知るためのリスト。経済の基盤である産業は悪化傾向で、コロナ環境下で活用するものはある程度の余地を残している感じがする。ただ、PENNが決算悪くても株価上昇しているように、新セクターが出てきている感じもしていて、けん引役がこの四半期で入れ替わるのではないか、と見ている。

ドラフトキングスのS-1など資料の読み込みが始まった。

$DKNGの読み込み。最新資料が公募増資のS1なので、ここに記されている経営成果やビジネスモデル、周辺環境の分析記述を読んでいる。だいたい原版で60ページ分くらいあって(読む予定のところ)、そのほとんどを機械翻訳と原文読解でこなしているので、かなり時間がかかる。英文に慣れるまであと数か月かかるので、読解スピードは遅い。。

法的拘束が強い業界なので(=参入障壁がものすごく高い)、連邦政府と州政府のレギュレーションをさらっと勉強したり、プロリーグのシーズンの分布図を作ったりと、へたなアナリストレポートより詳細の分析になってきてて、ETSYの比ではなくなり、ほかの銘柄情勢分析がほったらかしになってしまっている。ということで、この記事に割く時間もない。

持ち株。

モーゲージファイナンス1、セキュリティ1を新規追加。既存のテックソフト、海運、ギャンブル(↑これね)追加。

DHTに使うはずのTポイントを、ブラックベリーに割り当て直したので、バランスがかなり変わった。ブラックベリーはおかげでダブルバガー達成になってしまっているw タダ券、恐ろしい。この均衡調整もあって、ウェルシア枠で貯めていたTポイントを急きょ割り当てる準備を始める。

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持ち株レポート2021/2/12現在

ARKXのトップ10銘柄予想記事のリライトのためのリサーチばかりの1週間。元の記事はこれ。

さいごの3銘柄はちゃんちゃらおかしい予想かも、という結論に傾きつつあるw 本体HPに、またもや超大作が加わる。

いろいろやりたいけどできない。とくに今はつまんない仕事をやっているので、その疲れで寝てしまうことが多い。

持ち株。

今週からトレンドライン突破の急騰株狙いを試している。PFには残らないで利確2、損切り1。

配当銘柄の主軸にするべく持ち株を徐々に増やしていたDHTが、配当を大幅減配したので容赦なくカット。利確のつもりが手数料に押されてマイナスで終わってしまったのがショック。

このラインより上のエリアが無料で表示されます。

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持ち株レポート2021/2/19現在

下がった、下がった、下がった。こういうムードになると、負け組の絶対パターン「相場をチェックしなくなる」が始まるが、私はなんとか見てたw

そしたら、いつのまにか、My PFはリスクMAXの内容に変貌していた。

$NNOXちゃん、という爆弾

ミネルヴィニ式で買った銘柄。瞬間的に90ドル台にまで暴騰して、ほったらかしていたら、いってこい以下に下がってきてたw

「んーどうしようかなー、理論株価195ドルって出てるしなー」
「いいや、ほっとこう」

チャートベースで買ったので、あまり調べていませんでしたが、ぱらぱらと資料というか、他の人がまとめた記事を見ていると、おもしろい銘柄であることがわかってきた。そういえば、シトロンリサーチもこの銘柄をいじって大敗してたなw

ま、その内容は、それぞれのまとめを見ればいいことなので。

私は徹底的にチャート面から。

結論を先に書くと、「わかりません」。そして、決算とか、関係なさそうに見える。この会社はスキャナー一本勝負なので、FDA承認がそもそも降りなければ、この会社の存在意義がなくなりますwあとちょっとで承認だったのに、「追加情報提供してくれ」のFDAの一言で、期待から不安に急転直下。さらにタイミング悪く、ロックアップ解除と公募増資発表。おそらくFDA承認を見越したカレンダーだったと思いますが、悪い方に転がり株価は下落中です。

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・新高値ブレイクのラインは下抜けて。レジスタンス化を失敗。
・増資$62.5より下に振れた
・ロックアップ解除917万株が放出
・増資分は300万株
・50日線でいったん止まったが下で引けている(やばい感じ
・ARKは保有中で、収益はトントンの状態
・カップハンドルだが、下げ率大きく基準外
・ミネルヴィニ式には「投資家を試す振り落とし」ともいえる

うーん、負け惜しみ的なことを言うと、ロックアップ解除で放出される917万株と増資分300万株の合計1200万株は、全流出&成立すればそれだけ流動性が改善されるので、ぶんぶん上下動の激しさはやわらぐのではないか、と思っています。

「NNOXはスキャナーの承認が下りるのか、否か」のみ。のようです。決算あんまり関係なさそう。存在が試される数週間になるでしょう。こうなったら、ホールド継続です。

ひえー構成比率が。。。

その他、持ち株。3新規。2追加

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ミネルヴィニ型、というか大トレンドライン突破の買い

過去最高値から、直近の高値を結んだトレンドラインを上抜けた銘柄を、なるべくブレイクポイント近辺で仕込む手法が続いています。

Redditの銘柄コメントランキングで超下位に登場したクルーズ船運用会社カーニバル($CCL)。コロナ禍の対応のまずさはかなり目立ってて、個人的にはあまり評価していない会社ですが、トレンドブレイクしたとのことで、買ってみました。

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CANSLIM的なカップハンドル投資は、12月9日高値の24.38を超えたらすぐに買い、だと思いますが、ミネルヴィニ式は、過去最高値から直近高値を結ぶトレンドラインブレイクが買いポイントのようなので、それに従って買ってみたので、買い値はほんのちょっと下の22.47です。突破した瞬間の上昇がすごくて、その日に買えなかった。

イートン($ETON)も大トレンドラインブレイクも見逃した。過去最高値付近だったので、そのブレイクを確認して買ってみたものの、やっぱり下がりました。「やっぱり」というのは、過去最高値を更新した銘柄はほぼすべて「やれやれ売り」のような巨額の売りをあびせられていったんまた下がっていく傾向があるので。

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ここもアクセラヘルス同様創薬開発企業なので、開発がまとまらないとまったく動かない銘柄。理論株価は10倍値(2月18日現在106.5ドル;計算法はその時々の長期金利に左右される)なので、まあ、持ってていいだろう、と買いました。

市場コンセンサスを下回ったパランティア。ARKに爆買いされる、の図

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決算を終えたパランティア。EPS予想がまったく届かず下落しましたが、その下落を待ってましたとばかりにARKが買い。翌日キャシーがCNBCのIVで目先の業績無視、とコメント。

配当銘柄がサクソバンク証券でしか取り扱いがなく断念

しました。サクソバンク証券に口座開設して、あとはお金の移動→トレーディングルーム開設、になったのですが、10万円の最低ディポイットやドリップ機能が円貨決済、ドルの入出金できないなど、使い勝手が悪すぎる上に、最低手数料5ドル取られるのが判明し、少額投資家ではとてもじゃないけど割に合わないと判断し、サクソバンク証券でのトレードは当分の間断念することにしました。

正直、このしくみでは何がメリットなのかわかりません。

持ち株レポート2021/2/26現在

長期金利の急上昇で、持ち株の含み益が相当減った2月末。ナスダックは50日線を下回る事態で相場真理も急激に悪化しています。ミドルリスクのグロース狙い分の銘柄の選別を行いながら、

・カレンダー銘柄(2月ステージ)の確定
・カレンダー銘柄(3月ステージ)の新規所有
・ミネルヴィニ式で買った銘柄の整理(ほぼ追加購入)
・トレンドラインブレイク銘柄の利確
・ARKX組み入れ期待銘柄の買い
・主要銘柄の買い増し
・配当銘柄の新規追加

と、相当忙しくカチャカチャさせた1週間でした。

ETSYの利確

11月に買って決算発表まで持ち越すと、直近では勝率100%。月足でふりかえるとチャンスは5回。過去の4回は赤く囲った範囲です。それぞれの年の11月始値と2月終値を書き出してみると、2016,17は不調だったものの、それ以降はきっちりプラス。2020年シーズンが最大値を取れたかもしれません。

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これに従ってちょっと長期のカレンダー投資をしてみました。プラスで終わったけど、売りたくなかった。。

しかし、ETSYにはもうひとつのカレンダーがあります。そっちを実現できることを想定して、あえて売りました(1株残してるけど)。持ち株報告の後に書いてみます。

4000ドルポジションから3000ドルポジションに一時減った

相場下落のいったん避難は主にミネルヴィニ式投資で保有していた銘柄でした。ミドルリスクという認識でここで負けたら意味がないため、プラス額のもので先行きが怪しいものは利確&損切りをしました。といっても2銘柄か。

爆損の$NNOX と $BB は手放しておらず。$BBは下の窓を埋めるだろうと予想しているので、そこで指値中。$NNOXは。。ナンピンはせずにひたすらFDA承認のためのやりとりを見守るしかないですね。

損益どっちらけだった$RKTは決算はいいはずという認識で保有継続にしていました。ほかの金融株(特に超好調の住宅市場が背景にあるローン系)が好調だったし(ここで$EFCの株価好調具合が効いてくる)。

$DHTの減配で撤退した配当銘柄枠。空席をやっと2つの候補で埋めることができました。が、まだ打診買いレベルで調査中です。7-10%超の高配当銘柄は、短期的に配当狙いの買いで入ってくる残念な投資家が多い銘柄でもあるので、それをカモにしてサヤ取り狙えるか、過去データとにらめっこしています。

テスラは25%ルールにヒットしている

持ち株のテスラは、直近最高値から25%下落しています。終値ベースでわずかに50セント上回っていますが、場中値動きでは下抜けています。これはS&P500に組み入れ日の株価にまで戻ってしまったことを意味します。

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週足での押し幅と、月足の押し幅を見てみると、月足では1/3押しを、週足では半値押しを達成しています。ARKはここぞとばかりにTSLAを爆買いしています。25%ルールとは、私が以前購読していたOxford インカムレターが推奨するポートフォリオ管理で、1銘柄あたり直近高値比25%の下落をしたら保有カットにする、というもの。1銘柄あたりの所有規模は、全ポートフォリオ中4%以内、としています。これを実践すると、25%下落は全体の1%の損ですむ、という理屈です。

わたしの場合、4000ドルなので1銘柄の保有キャップは160ドル。株価フラットだった場合、25%マイナスは40ドル食われたら損切り、ということです。

25%ルールに懐疑的になった1週間でもあった。

下がる時って、みんな下がるんですよ。だからひとつだけ25%ルールにひっかかって損切りor利確して「あー助かった」というふうにはならない。また、私はグロース株中心の持ち球傾向なので、下がるときはきつめになります。そこにもともと高配当銘柄投資向けに推奨されている25%ルールを適用するのは難しいのは事実なわけです。実際にグロース株の押しは25%では済まされません。

EPS、売上高、ガイダンスが予想を下回ったら切れ、の論調にも疑問をもった1週間

下がらない銘柄も多数ありました。逆にすべてクリアしてるのに下落していく銘柄のほうが多数でした。まあ、そこに至るまでの株価成長も大きかった、というのもありますが。この差はなんなのか、というと、ビジネスの成長モデルでそれが今後どうストーリーを描くのか、描けるのか?ということに尽きると思いました。

S&P500組み入れ発表前にテスラを売って利確自慢している人への嫌悪感、って、これだったんだな、と思いました。

工場がやっとできて、生産体制が花開くというときに売ってどうするの?って思ったものでした。

5年後の自分に問う

という視点を導入してみました。28日のモーサテの話。長期金利がどうのこうのとさわいでいることに対してコメンテーターが鼻で笑ってたw

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「5年後振り返ってみると、グロース株は絶好の買い場だった、ということになることが多い」みたいなことをのたまわってたな、しかも。(ちなみにARKのキャシーも同日動画配信してて、長期金利は3%まで上がるだろうと予測していたし)

となると、決算チェックに加えてビジネスモデルがどう変化しているのか、それは世界を変えることなのか、世界に貢献できることなのか、という視点が大事、ということになりますね。それをふまえて私は5年後もこの株を持ち続けているのだろうか?と問うてみる、と、生半可な気持ちではそれは維持できませんねw 1年も持ったことがない私なのにw

そこで選別を行って、25%ルール摘要とそうでないものに分けることに。残すものはとうぜん買い増し、そうでないものは購入継続をストップさせる。

ということで、持ち株。ETSY売却分がまだ反映されていませんので、ひとまず買い増し分を反映させたPFです。来週はETSY効果による配当の再投資枠が決定するので、持ち株の評価額が大きく変わる予定。

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QYLD

毎月型の配当株(ETF)。配当額が不安定で、嫌われている銘柄です。これ持つならQQQ買った方がマシ、というのは確かですが、配当狙いなのでこれでヨシ。一定の規則性があるので、カレンダー銘柄としての運用を並行させるため、おそらくパフォーマンスはQQQよりも強含むと思っています。下がると思いつつもひとまず打診分で購入です。

SPKE

これも配当利回りだけで選びました(いちおう配当性向・理論株価のバリュエーションは調べています)。直近の配当は取りに行かず、次を狙いますが、想定の値動きをするかが保有継続のキーになります。

EH

$ARKXの保有銘柄考察で出会った空飛ぶタクシー銘柄。ただし中国銘柄。空売り筋のレポートで騒動になって60%以上の下落をしましたが、そのリカバリーを狙ってPF2%圏内で所有してみました(この場合含み益を含めたバランスなので基準は6000ドルです。ゆえに2%=120ドル、ということになります:4000ドル基準だと3%になります)。ARKXは3/29スタートなので、その第一弾レポートでEHがリストされていたら、面白いことになるだろうと思っています。

ETSYのもうひとつのストーリー

は、2月決算発表後(=Q4決算後)、決算発表後の株価最高値から20%程度の下げを経験する、ということです。過去5年分の「その後」を見てみましょう。

2020年 $63.24→$29.95(52.65%下落)
2019年 $73.35→$56.94(22.3%下落も結局2020年の29.95までズルズル下がっていった)
2018年 $25.71→下落なしで上昇していった
2017年 $12.96→$9.41(27.3%下落)
2016年 $9.39→$7.6(19%下落)

2020年はコロナショックによる暴落に巻き込まれた形でしたので、「話半分」程度でいいと思いますが、2018年以外は下げを記録しています。ETSYの最高値がいくらになるかは不明ですが、そこから20%下で指値をして新たにポジションを持ちたいと考えています。