2007年4月の相場録

◆3/31(土)

イー・モバイル;高速データ通信定額サービス開始

◆2007/4/1(日)

米大リーグ開幕
改正容器包装リサイクル法施行
夫婦間離婚時の年金分割制度

◆2007/4/2(月)

新年度相場入り
08:50 3月調査日銀短観
23:00 米ISM製造業景気指数

4/3(火)

08:50 マネタリーベース(3月)

4/4(水)

12:40 日銀武藤副総裁講演

4/6(金)

米国市場は休場(イースター前休日)
21:30 米3月雇用統計

4/8(日)

統一地方選開票


◆2007/4/11Wやや低位株?

指数は小幅。SQ前の波乱的展開からすると、怖いくらいに静かな1日だったと思う。

日経平均 17,670.07 +5.38 (+0.03%)
TOPIX 1,739.01 +3.32 (+0.19%)
JASDAQ平均 2,100.76 -1.95 (-0.09%)
マザーズ指数 1,028.66 +0.49 (+0.05%)
ヘラクレス指数 1,655.79 -16.14 (-0.97%)

東証一部値上がり↑:639 値下がり↓:934 変わらず154
出来高:181,474万株 売買代金:2,518,593百万円

●ランキング
1位:6771池上通信機(+12.69%) 東芝と事業提携で昨日に引き続き
2位:9412スカパーJSAT (+8.68%) GS証が「買い」で騒ぎに
3位:3524日東製網 (+8.64%) :新株予約権の大量行使でいったりきたり
4位:8013ナイガイ (+8.00%) :M&Aでいってこいが再度材料?
5位:6358酒井重工業 (+7.75%) :意味不明

●業種別
1 陸運業 1,745.54 +32.65 (+1.91%) 1,712.89
2 その他製品 2,459.30 +29.08 (+1.20%) 2,430.22
3 鉱業 734.20 +7.51 (+1.03%) 726.69
4 電気・ガス業 1,111.38 +10.66 (+0.97%) 1,100.72
5 ガラス・土石製品 1,613.39 +15.21 (+0.95%) 1,598.18
6 建設業 821.72 +7.43 (+0.91%) 814.29
7 空運業 643.56 +5.47 (+0.86%) 638.09
8 医薬品 2,284.52 +18.83 (+0.83%) 2,265.69
9 証券・商品先物取引業 1,006.62 +6.88 (+0.69%) 999.74
10 石油・石炭製品 1,700.86 +10.46 (+0.62%) 1,690.40



31 その他サービス業 1,119.22 -7.99 (-0.71%) 1,127.21
32 ゴム製品 2,004.42 -15.42 (-0.76%) 2,019.84
33 パルプ・紙 607.54 -5.22 (-0.85%) 612.76

●妙な逆日歩が付く銘柄が増えているような。。
コード 銘柄名 04/10  04/09 04/06 04/05 04/04

2593 伊藤園 0.15 0.00 0.00 0.05 0.05
2922 なとり 0.15 0.05 0.05 0.05 0.05
4661 オリエンタルランド 0.60 0.20 0.05 0.05 0.15
7522 ワタミ 0.30 0.10 0.10 0.10 0.05
7524 マルシェ 0.15 0.05 0.05 0.00 0.05
7554 幸楽苑 0.15 0.05 0.05 0.05 0.05
7616 コロワイド 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00
8028 ファミリーマート 0.15 0.10 0.00 0.10 0.00
8179 ロイヤルホールディングス 0.15 0.00 0.05 0.00 0.05
8200 リンガーハット 0.15 0.05 0.05 0.05 0.05
8218 コメリ 0.45 0.10 0.10 0.15 0.05
8227 しまむら 1.20 0.40 0.40 0.40 0.00
8237 松屋 0.30 0.10 0.10 0.10 0.10
8251 パルコ 0.15 0.05 0.05 0.05 0.05
9202 全日本空輸 0.15 0.00 0.05 0.00 0.05
9205 日本航空 0.15 0.05 0.00 0.05 0.00
9601 松竹 0.15 0.05 0.05 0.05 0.05
9850 グルメ杵屋 0.15 0.05 0.00 0.05 0.05
9952 ドトールコーヒー 0.30 0.00 0.10 0.00 0.00
9984 ソフトバンク 0.15 0.10 0.05 0.05 0.10

●信用買い残
売り残:1,454,154(+24,854)
買い残:42,276,240(-98,456)
信用倍率:2.94倍(-0.12倍)

●裁定残:40750億円(+416億円)

 

◆2007/4/12Th市場はハイテクを推奨する声が

指数は下落。意外な銘柄が上昇、という感覚。しかし、共通点を見てみると、好業績を先取りしている動きに感じられる。

日経平均 17,540.42 -129.65 (-0.73%)
TOPIX 1,726.18 -12.83 (-0.74%)
JASDAQ平均 2,092.31 -8.45 (-0.40%)
マザーズ指数 1,024.16 -4.50 (-0.44%)
ヘラクレス指数 1,637.47 -18.32 (-1.11%)
東証一部値上がり↑:481 値下がり↓:1091 変わらず156
出来高:188,240万株 売買代金:2,460,201百万円

●ランキング
1位:1979 大気社 +8.50% 不明
2位:8013 ナイガイ +8.15% 意味不明
3位:3050 DJHD +8.13%:見通しに反応
4位:7516 コーナン商 +7.02%:三菱UFJ証は「2」に上げに反応
5位:2753 あみやき +6.99%:業績の先取り相場

業種別
1 鉄鋼 1,550.14 +21.51 (+1.41%) 1,528.63
2 石油・石炭製品 1,714.40 +13.54 (+0.80%) 1,700.86
3 保険業 1,319.01 +8.81 (+0.67%) 1,310.20
4 非鉄金属 1,509.43 +5.47 (+0.36%) 1,503.96
5 水産・農林業 451.38 +1.21 (+0.27%) 450.17
6 パルプ・紙 607.72 +0.18 (+0.03%) 607.54
7 その他製品 2,459.82 +0.52 (+0.02%) 2,459.30
8 繊維製品 805.20 -0.43 (-0.05%) 805.63
9 鉱業 733.75 -0.45 (-0.06%) 734.20
10 海運業 1,359.94 -1.85 (-0.14%) 1,361.79



31 電気製品 2,364.89 -32.24 (-1.34%) 2,397.13
32 精密機器 4,377.42 -62.24 (-1.40%) 4,439.66
33 証券・商品先物取引業 992.25 -14.37 (-1.43%) 1,006.62

日本市場が引けてからのBRICSの動きは、堅調。

●機械受注がどうとか、騒いでいたようだが、すでに発表時間が相場前になった時点で騒ぎの対象にならなくなってきているようだ。

 

◆2007/4/13(F)だってSQだもん相場

指数は全面軟調、日経225の下げ幅は、200円弱に見えるが、朝方100円以上の上げがあったあとの上ヒゲ相場だった点で「かなり始末が悪い」相場になった。

日経平均 17,363.95 -176.47 (-1.01%)

TOPIX 1,705.50 -20.68 (-1.20%)

日経ジャスダック平均 2,078.75 -13.56 (-0.65%)

東証マザーズ指数  1,012.26 -11.90 (-1.16%)

大証ヘラクレス指数 1,614.13 -23.34 (-1.43%)

東証一部値上がり↑:204 値下がり↓:1439 変わらず84
出来高:203,471万株 売買代金:3,007,994百万円

値下がり銘柄数を見ると、先物による影響が大であることは確かだが、ではなぜこんな相場になったかというと、やはり決算前の手控え感が強いのではないか、と感じる。来期予想は減益、っていうような雰囲気の銘柄が多いように感じる。さらに、おきまりの「控えめ」な通期予想。結果としては2桁台の成長率に落ち着くのだろうが、経営者の姿勢は過剰なくらいコンサバだと思う。この「またでしょ?」感に加えて、ユーロがやけに高いゆがみが、何らかの形で世界マネーの動きに違和感をもたらしているような。

●ランキング
1位:6765 ケンウッド(+8.60%) :野村證券の格付けきっかけ
2位:7915 日本写真印刷 (+7.72%) :新工場竣工でゲーム関連として脚光
3位:3110 日東紡績 (+6.32%) :繊維物色と信用取り組みから?
4位:8924 リサ・パートナーズ(+4.94%):CBの発行額が株価よりも上だったから
5位:2327 新日鉄ソリューションズ (+4.65%) :J.P.モルガンの格付け

業種別:
1 海運業 1,382.82 +22.88 (+1.68%) 1,359.94
2 空運業 640.34 +1.67 (+0.26%) 638.67
3 食料品 1,205.73 +1.37 (+0.11%) 1,204.36
4 不動産業 2,142.54 +1.71 (+0.08%) 2,140.83
5 ガラス・土石製品 1,606.45 +0.91 (+0.06%) 1,605.54
6 保険業 1,315.92 -3.09 (-0.23%) 1,319.01
7 倉庫・運輸関連業 1,972.60 -5.88 (-0.30%) 1,978.48
8 陸運業 1,724.04 -6.98 (-0.40%) 1,731.02
9 電気製品 2,353.11 -11.78 (-0.50%) 2,364.89
10 水産・農林業 448.86 -2.52 (-0.56%) 451.38



31 輸送用機器 2,857.97 -70.79 (-2.42%) 2,928.76
32 鉄鋼 1,509.98 -40.16 (-2.59%) 1,550.14
33 証券・商品先物取引業 964.95 -27.30 (-2.75%) 992.25

 

◆2007/4/16M 日経平均↑TOPIX?新興市場↓

◆今週の予定

アメリカ市場は、1-3月期決算発表シーズン。

16日(月曜)
13:30 2月鉱工業生産確報(2月速報:前月比 -0.2%)
決算:米シティグループ

17日(火曜)
米鉱工業生産
米住宅着工件数
米消費者物価指数
決算:米インテル、IBM、ヤフー、ジョンソン・エンド・ジョンソン

18日(水曜)
決算:米モトローラ、イーベイ、JPモルガン・チェース

19日(木曜)
決算:米グーグル、メリルリンチ、アメリカン・エキスプレス、バンク・オブ・アメリカ

20日(金曜)
決算:ダイエー
決算:米キャタピラー、ゼロックス、ファイザー

指数を見ると、週末のアメリカ市場がどうたらこうたら、という感で今日の上昇を説明したがっているように感じる。世界の5日株価推移を見ると、単純に週末に向かって全世界の指数が上昇傾向にあり、この流れが日出る国の週明けにももたらされた、という感。

日経平均 17,628.30 +264.35 (+1.52%)
TOPIX 1,725.60 +20.10 (+1.18%)
JASDAQ平均 2,066.03 -12.72 (-0.61%)
マザーズ指数 987.36 -24.90 (-2.46%)
ヘラクレス指数 1,598.49 -15.64 (-0.97%)

東証一部値上がり↑:1169 値下がり↓:441 変わらず118
出来高:180,175万株 売買代金:2,575,496百万円

日経平均がご機嫌だったのは、ひとえに、先物の影響が強いと感じた。トピックスもまあまあだが、業種別では銀行の伸びが今ひとつ。新興市場は逆に悪い。
日経平均のチャート構成は、アイランドリバーサル回避で、高値アタックの水準にやっと届いた感じだろうか。

●ランキング
1 9944 インパクト21 +17.73%:ポロがTOB
2 4112 保土谷化 +16.41%:有機EL関連株の物色
3 1961 三機工 +12.77%:中期経営計画を評価?
4 3009 川島織セル +10.71%:今期業績期待で仕手に火がつく
5 9474 ゼンリン +10.45%:不明

業種別
1 鉱業 745.09 +18.75 (+2.58%) 726.34
2 陸運業 1,762.24 +38.20 (+2.22%) 1,724.04
3 電気・ガス業 1,109.80 +23.70 (+2.18%) 1,086.10
4 医薬品 2,296.04 +45.45 (+2.02%) 2,250.59
5 その他製品 2,476.87 +48.68 (+2.00%) 2,428.19
6 食料品 1,227.32 +21.59 (+1.79%) 1,205.73
7 電気製品 2,394.90 +41.79 (+1.78%) 2,353.11
8 精密機器 4,413.10 +75.18 (+1.73%) 4,337.92
9 不動産業 2,178.11 +35.57 (+1.66%) 2,142.54
10 金属製品 1,318.01 +20.18 (+1.55%) 1,297.83
11 卸売業 1,318.71 +18.77 (+1.44%) 1,299.94



31 銀行業 387.25 +0.86 (+0.22%) 386.39
32 海運業 1,384.31 +1.49 (+0.11%) 1,382.82
33 その他金融業 969.87 -14.98 (-1.52%) 984.85

売り長銘柄が、結構暴れたように思う。


◆2007/4/17Tわかりきった相場を望む相場に

「通年的には上昇要素がある。でもね、今は下がるっしょ」という相場の声を代弁したような展開だったと振り返る。AMとPMの相場環境がまったく違う。
指数的には「たかが100円安」だが、SQ値から290.87円も「売り込まれた」事実に気づいている人は、どのくらいいるか。
そして、2つの相場観測論がより現実味を持ってくるのだろうか。

1.毎年の2Qは基本的に乱調で下げが基本。
2.上ヒゲ出現。


日経平均 17,527.45 -100.85 (-0.57%)
TOPIX 1,716.11 -9.49 (-0.55%)
JASDAQ平均 2,061.11 -4.92 (-0.24%)
マザーズ指数 991.77 +4.41 (+0.45%)
ヘラクレス指数 1,589.19 -9.30 (-0.58%)

東証一部値上がり↑:381 値下がり↓:1249 変わらず99
出来高:195,190万株 売買代金:2,862,517百万円

●ランキング
1 6728 アルバック +10.11% :GSの格付けに反応?
2 9937 セシール +9.31% :短期間に23%弱もの下落後のリバウンド相場
3 4973 高純度化 +8.95% :配当期待の買い呼び込む
4 1834 小田急建 +7.45% :07年3月期予想を上方修正
5 7873 アーク +6.93% :業績の回復期待を先取り?

業種別
1 海運業 1,411.89 +27.58 (+1.99%) 1,384.31
2 証券・商品先物取引業 981.12 +10.33 (+1.06%) 970.79
3 鉱業 748.73 +3.64 (+0.49%) 745.09
4 卸売業 1,323.83 +5.12 (+0.39%) 1,318.71
5 石油・石炭製品 1,709.18 +2.71 (+0.16%) 1,706.47
6 その他サービス業 1,115.89 -0.47 (-0.04%) 1,116.36
7 非鉄金属 1,497.83 -1.37 (-0.09%) 1,499.20
8 倉庫・運輸関連業 1,985.17 -2.19 (-0.11%) 1,987.36
9 精密機器 4,405.12 -7.98 (-0.18%) 4,413.10
10 輸送用機器 2,875.49 -6.10 (-0.21%) 2,881.59



31 食料品 1,210.73 -16.59 (-1.35%) 1,227.32
32 建設業 809.83 -11.15 (-1.36%) 820.98
33 陸運業 1,737.73 -24.51 (-1.39%) 1,762.24


◆ハラミ(2007/4/18W)

朝立ち相場だが高値も安値も抜けていない。相場展開としては上昇ムードではあるが、一歩引いて見てみると、出来高減少は続くし、指数は2極化。ランキングにはやや仕手っぽさが漂い、「方向感」そのものがテーマになり、その指標は大口にふりまわされる先物相場という相場展開。
基本的にウリポジションな私は、見方が間違っているか、じっくりと、しかし他人事のように相場を見ているが。


日経平均 17,667.33 +139.88 (+0.80%)
TOPIX 1,730.71 +14.60 (+0.85%)
JASDAQ平均 2,059.20 -1.91 (-0.09%)
マザーズ指数 973.22 -18.55 (-1.87%)
ヘラクレス指数 1,579.26 -9.93 (-0.62%)

東証一部値上がり↑:1228 値下がり↓:377 変わらず124
出来高:188,609万株 売買代金:2,671,683百万円

●ランキング
ランキング上位銘柄のほとんどが、上がった理由がわからない状態で、これは短期資金や行き場のなくなった資金がちょっと上がっている銘柄に集中しているような感じも受ける。上位5銘柄は乾船を除いて、後場ラスト1時間で動意付いたものばかりである。
1 7704 アロカ (+8.50%):意味不明
2 9113 乾船(+7.58%) :好決算観測報道で。早過ぎないか?
3 9358 宇徳運(+7.48%) :意味不明
4 5917 サクラダ(+6.82%) :意味不明
5 5541 大平洋金属 (+6.40%) :意味不明

業種別
1 不動産業 2,237.08 +71.31 (+3.29%) 2,165.77
2 海運業 1,454.85 +42.96 (+3.04%) 1,411.89
3 証券・商品先物取引業 1,003.09 +21.97 (+2.24%) 981.12
4 倉庫・運輸関連業 2,026.43 +41.26 (+2.08%) 1,985.17
5 パルプ・紙 615.18 +11.39 (+1.89%) 603.79
6 鉄鋼 1,533.79 +28.08 (+1.86%) 1,505.71
7 非鉄金属 1,519.61 +21.78 (+1.45%) 1,497.83
8 その他金融業 978.45 +13.59 (+1.41%) 964.86
9 建設業 820.58 +10.75 (+1.33%) 809.83
10 電気・ガス業 1,113.67 +13.83 (+1.26%) 1,099.84



31 その他製品 2,458.62 -0.95 (-0.04%) 2,459.57
32 鉱業 745.81 -2.92 (-0.39%) 748.73
33 情報・通信業 2,117.46 -12.11 (-0.57%) 2,129.57


◆中国の影におびえた相場(2007/4/19Th)

寄り付き前の「外人売りこし」から下げムードがのしかかり、安く始まった相場はランチタイムの30分で分投げ相場状態に。先物の板は、大変なことになっていたようで、447円ちょっとの安値を瞬間風速的に観測。相場は暴落商状に近い雰囲気になったとか、ならなかったとか。

ランチタイムの原因は、中国市場(香港→上海)の下落。さらに、中国当局が発表を予定していた第1四半期の中国GDP値の発表時間を延期したことで、市場が勝手に金融引き締めを連想し、為替とアジア市場で引き潮になったことが原因になったみたい。結局金融引き締めは伝わっていないものの、報道は「利上げ観測高まる」と、夜まで騒いでいる状態は、今起こっている事実である。

中国のGDPは、11.1%増に加速で、市場予測と一致。しかし相場環境が悪いので、この解釈は「利上げ懸念」に結びつく「悪材料」視されている。イギリス市場はGDから徐々に切り返しているが、今晩のアメリカ市場がどうなるかということと、為替の状態で、明日の日本市場は動くような気がする。

この状態は、中国の景気拡大は続くものの、その加速感が強いとインフレ懸念という悪材料につながりやすく、世界は中国市場の動向に注目度を高めることになりそうな展開か。西のアメリカ市場、東の中国市場。世界経済は2つの双璧時代を迎えているのだろうか。いや、少しずつ、世界が「アメリカの世紀」から「中国の世紀」へ動いていく足音に私には感じられてならない。


日経平均 17,371.97 -295.36 (-1.67%)
TOPIX 1,706.93 -23.78 (-1.37%)
JASDAQ平均 2,053.48 -5.72 (-0.28%)
マザーズ指数 957.09 -16.13 (-1.66%)
ヘラクレス指数 1,580.28 +1.02 (+0.06%)

東証一部値上がり↑:206 値下がり↓:1470 変わらず54
出来高:214,431万株 売買代金:2,963,913百万円

ランキング
1 4743 アイティフォー(+19.61%S) :前期の経常益23%増との観測報道でリバウンド
2 2466 PGGIH(+8.11%):リバウンド相場
3 6378 木村化工機 (+8.09%):信用取引規制解除を材料視
4 1813 不動テトラ (+7.21%)朝方のラジオ番組で取り上げ?
5 9130 共栄タンカー(+5.97%) :意味不明

業種別
1 その他金融業 981.19 +2.74 (+0.28%) 978.45
2 不動産業 2,231.09 -5.99 (-0.27%) 2,237.08
3 証券・商品先物取引業 1,000.26 -2.83 (-0.28%) 1,003.09
4 輸送用機器 2,895.47 -14.01 (-0.48%) 2,909.48
5 倉庫・運輸関連業 2,015.57 -10.86 (-0.54%) 2,026.43
6 海運業 1,444.87 -9.98 (-0.69%) 1,454.85
7 精密機器 4,421.49 -30.94 (-0.69%) 4,452.43
8 ゴム製品 1,965.63 -17.65 (-0.89%) 1,983.28
9 その他サービス業 1,107.83 -12.71 (-1.13%) 1,120.54
10 ガラス・土石製品 1,606.37 -18.83 (-1.16%) 1,625.20



31 空運業 628.91 -12.79 (-1.99%) 641.70
32 保険業 1,296.10 -28.23 (-2.13%) 1,324.33
33 鉱業 729.60 -16.21 (-2.17%) 745.81


◆出来高激減(2007/4/20F)

前日の日本市場の下落原因とされた中国の利上げ懸念はデマだったこと。
前日のアメリカ相場がなんとか堅調だったこと。
場中の中国市場がまちまちだったこと。
円安に戻ったこと。
この4つの主な「相場状況」によって、日本市場は煮え切らないながらもプラス引け。ただし、新興市場は蚊帳の外である点で、指数銘柄だけが騒がれた全員参加型の上昇ではないのは、たしか。


日経平均 17,452.62 +80.65 (+0.46%)
TOPIX 1,710.07 +3.14 (+0.18%)
日経ジャスダック平均 2,045.34 -8.14 (-0.40%)
東証マザーズ指数  935.49 -21.60 (-2.26%)
大証ヘラクレス指数 1,543.04 -37.24 (-2.36%)

東証一部値上がり↑:676 値下がり↓:915 変わらず139
出来高:179,019万株 売買代金:2,273,606百万円

ランキング
1 6519 エネサーブ (+11.75%) :意味不明
2 9401 TBS (+10.68%) :楽天のTOB的買い増し報道受け
3 7007 佐世保重工業 (+7.17%) :造船株物色で飛び出す
4 7004 日立造船 (+6.73%) :造船株物色+材料で妙味拡大
5 2290 米久 (+6.30%) :東証一部入れ替え期待か?

業種別
1 ゴム製品 2,004.03 +38.40 (+1.95%) 1,965.63
2 その他製品 2,439.45 +27.75 (+1.15%) 2,411.70
3 保険業 1,309.36 +13.26 (+1.02%) 1,296.10
4 精密機器 4,465.51 +44.02 (+1.00%) 4,421.49
5 輸送用機器 2,922.08 +26.61 (+0.92%) 2,895.47
6 電気製品 2,363.05 +17.44 (+0.74%) 2,345.61
7 医薬品 2,274.51 +14.81 (+0.66%) 2,259.70
8 パルプ・紙 609.85 +3.89 (+0.64%) 605.96
9 食料品 1,209.35 +7.31 (+0.61%) 1,202.04
10 水産・農林業 448.16 +2.52 (+0.57%) 445.64



31 不動産業 2,213.72 -17.37 (-0.78%) 2,231.09
32 卸売業 1,300.45 -12.36 (-0.94%) 1,312.81
33 鉄鋼 1,493.49 -18.67 (-1.23%) 1,512.16

目先は上がった、下がったで楽観ムード的かもしれないが、連休のアノマリーで買い手控え感がじわじわと台頭しているのが、投資主体別売買動向から読み取れる、とブログなどで騒がれ始めている。


◆威勢がいいのは、いつも朝だけ(2007/4/23M)

今週の予定

22日(日)
統一地方選第2弾結果

23日(月)
24日(火)
米企業決算:アマゾン

25日(水)
米企業決算:アップル、ボーイング
米耐久財受注
米ベージュブック

26日(木)
日興コーデTOB最終日
米企業決算:フォード、マイクロソフト、エクソン・モービル

27日(金)
新丸ビル完成
消費者物価指数
鉱工業生産指数
米1-3月期GDP速報値
米ミシガン大消費者信頼感指数確報値

全体的には様子見ムード。今週からまともな決算発表が続くのだから、買う方が間違っている、という感覚。

日経平均 17,455.37 +2.75 (+0.02%)
TOPIX 1,705.63 -4.44 (-0.26%)
JASDAQ平均 2,037.21 -8.13 (-0.40%)
マザーズ指数 904.60 -30.89 (-3.30%)
ヘラクレス指数 1,523.74 -19.30 (-1.25%)

東証一部値上がり↑:525 値下がり↓:1093 変わらず111
出来高:189,848万株 売買代金:2,570,843百万円

●ランキング
薬品が目立つが、乱高下な中のディフェンシブ物色、と思う。意味不明の上昇も多く、相場の不透明感が漂っている感。これからは好業績報道のヒットアンドアウェイ相場になるか。
1 5912 日本橋梁(+29.41%S):意味不明
2 4728 トーセ (+11.52%) :意味不明
3 4553 東和薬品 (+10.59%) :通期予想を上方修正
4 7615 京都友禅 (+8.65%):好業績の出遅れ物色?
5 4555 沢井製薬 (+7.95%) :薬品株物色が目立った

業種別
1 鉱業 737.79 +10.22 (+1.40%) 727.57
2 機械 1,538.41 +13.59 (+0.89%) 1,524.82
3 その他製品 2,450.47 +11.02 (+0.45%) 2,439.45
4 輸送用機器 2,935.22 +13.14 (+0.45%) 2,922.08
5 空運業 631.96 +2.32 (+0.37%) 629.64
6 鉄鋼 1,498.35 +4.86 (+0.33%) 1,493.49
7 医薬品 2,280.67 +6.16 (+0.27%) 2,274.51
8 不動産業 2,218.22 +4.50 (+0.20%) 2,213.72
9 電気・ガス業 1,094.57 +2.12 (+0.19%) 1,092.45
10 石油・石炭製品 1,695.19 +1.79 (+0.11%) 1,693.40



31 化学 1,341.40 -14.77 (-1.09%) 1,356.17
32 精密機器 4,403.16 -62.35 (-1.40%) 4,465.51
33 証券・商品先物取引業 980.46 -16.87 (-1.69%) 997.33

統一地方選がひと段落して、注目の選挙区はほぼ思ったとおりの結果になったように感じた。ひっそりと、野党民主党の議席が伸びたように思う。参院選は2議席あったが、自民党は1勝1敗とほっとしているような報道だが、議席比率は50%ずつということなので、「かなり厳しい」と言ってもいいような気がする。長崎市長選は、なんだか弔い合戦選挙みたいなくだらなさが前面に出てしまい、「ああ、死人候補が勝っちゃうのか」と政策もクソもない50年体制選挙復活を覚悟したが、たった900票差でひっくりかえったあたり、まだこの国も腐れていないな、と安堵した。勝ちたければ情に訴えながら現実的な政策を語るべし。


◆オイルマネーは脱出中(2007/4/24T)

指数はぱっとしなかったものの、値上がり銘柄数が1000というのは珍現象?言ってみれば、小型がよかったということか?

日経平均 17,451.77 -3.60 (-0.02%)
TOPIX 1,706.16 +0.53 (+0.03%)
JASDAQ平均 2,036.41 -0.80 (-0.04%)
マザーズ指数 928.10 +23.50 (+2.60%)
ヘラクレス指数 1,538.65 +14.91 (+0.98%)

東証一部値上がり↑:1031 値下がり↓:565 変わらず133
出来高:182,450万株 売買代金:2,445,617百万円

ランキング
1 1816 安藤建設(+12.56%):前期の経常利益推定値を増額
2 4743 アイティフォー(+11.74%S) :前期の経常益23%増との観測報道でリバウンド
3 4340 シンプレクス(+11.38%S):決算期待で?
4 5912 日本橋梁(+10.80%) :低PBRで物色が仕手化。2日目だが板状況がものすごいことに
5 8175 ベスト電器 (+9.66%) :今期経常71%増益予想、PBRは0.6倍台

業種別
1 鉱業 758.17 +20.38 (+2.76%) 737.79
2 金属製品 1,315.17 +21.63 (+1.67%) 1,293.54
3 情報・通信業 2,119.42 +28.29 (+1.35%) 2,091.13
4 石油・石炭製品 1,716.58 +21.39 (+1.26%) 1,695.19
5 その他サービス業 1,113.21 +11.29 (+1.02%) 1,101.92
6 電気・ガス業 1,101.98 +7.41 (+0.68%) 1,094.57
7 水産・農林業 449.45 +2.81 (+0.63%) 446.64
8 保険業 1,313.27 +6.84 (+0.52%) 1,306.43
9 陸運業 1,728.70 +8.51 (+0.49%) 1,720.19
10 証券・商品先物取引業 984.01 +3.55 (+0.36%) 980.46



31 ゴム製品 1,989.37 -16.51 (-0.82%) 2,005.88
32 精密機器 4,357.83 -45.33 (-1.03%) 4,403.16
33 化学 1,324.10 -17.30 (-1.29%) 1,341.40


◆欧州が理由ではない相場(2007/4/25W)


日経平均 17,236.16 -215.61 (-1.24%)
TOPIX 1,687.34 -18.82 (-1.10%)
JASDAQ平均 2,035.27 -1.14 (-0.06%)
マザーズ指数 912.72 -15.38 (-1.66%)
ヘラクレス指数 1,520.88 -17.77 (-1.15%)

東証一部値上がり↑:428 値下がり↓:1194 変わらず108
出来高:181,336万株 売買代金:2,454,960百万円

●ランキング
値下がり銘柄数が多く、指数は下落基調なのに、ランキング上位3つはS高と明暗はっきり感が強い。しかし、その理由を見ていると、恣意的なものを感じたり、理由になっていない理由で上昇している銘柄の方が目立つ感がする。また、値下がり銘柄を見ていると、日足ファンラインを突破できずに下がっていくパターンが多いようにも感じる。また業績が悪いだろう、という銘柄が逆に上がっていたりと、ややゆがんでいる感覚がある。

1 4775 総合メディカル (+16.46%S) :予想上回る今期業績見通しを好感
2 2372 アイロム (+16.17%S):自律反発狙い
3 4689 ヤフー (+10.88%S): 好調決算と格上げ
4 6751 日無線 (+10.80%) :前期業績推定を上方修正、7期ぶり復配も
5 8423 フィデック (+8.66%):場中に前期業績推定値を上方修正

業種別
1 水産・農林業 454.40 +4.95 (+1.10%) 449.45
2 その他製品 2,452.93 +3.34 (+0.14%) 2,449.59
3 倉庫・運輸関連業 1,989.17 -7.79 (-0.39%) 1,996.96
4 その他金融業 960.78 -4.20 (-0.44%) 964.98
5 ゴム製品 1,979.50 -9.87 (-0.50%) 1,989.37
6 小売業 837.89 -4.27 (-0.51%) 842.16
7 空運業 628.92 -3.38 (-0.53%) 632.30
8 金属製品 1,308.12 -7.05 (-0.54%) 1,315.17
9 電気製品 2,352.09 -13.57 (-0.57%) 2,365.66
10 食料品 1,204.95 -7.05 (-0.58%) 1,212.00



31 非鉄金属 1,452.41 -27.11 (-1.83%) 1,479.52
32 輸送用機器 2,866.52 -55.24 (-1.89%) 2,921.76
33 精密機器 4,272.31 -85.52 (-1.96%) 4,357.83

外人の売りこしが騒ぎになってきているが、ほとんどの外人は逃げたのではないか、と思う。むしろヘッジファンドどもの回転売買が相場の潤滑油的主役に出ているわけで、その動向は先物市場ではっきりと出ている。乱戦が続く限りこれは継続していて、決算を理由に買いも売りも出ない相場では、こいつらの放つエネルギーが上下どこに向かっていくかは、よくわからないのが正直なところ。要は相場は悪循環に方向をつけつつある点で、これをひっくりかえすには馬鹿下げか、馬鹿上げのどっちかしかないような。っていうか、2Q のアノマリーはそれも「わかっとるわい」なので、マーケットはどう転んでいくかは、かなり冷めた眼で見ているのが正しいのかも。


◆「JFEショック」と理由付け(2007/4/26Th)

鉄鋼系が「やっぱりね」の上昇。サラ金系は「やっぱりね」の下落。どっちもわかっているはずなのに、予想通りの動きをして、たかをくくっていた人たちがあわてて追従したか、逃げたか、という相場。


日経平均 17,429.17 +193.01 (+1.12%)
TOPIX 1,703.41 +16.07 (+0.95%)
JASDAQ平均 2,036.56 +1.29 (+0.06%)
マザーズ指数 915.22 +2.50 (+0.27%)
ヘラクレス指数 1,511.34 -9.54 (-0.63%)

東証一部値上がり↑:1295 値下がり↓:341 変わらず93
出来高:202,876万株 売買代金:2,849,661百万円

●ランキング
1 6345 アイチ (+18.80%S) :上方修正
2 2372 アイロム (+13.92%S) :意味不明
3 8841 テーオーシー (+11.33%S):TOB提案受け
4 6755 富士通ゼネラル (+11.16%) :業績急回復見込み受け買われる
5 3104 富士紡(+10.48%) :下方修正で悪材料出尽くし感

業種別
1 鉄鋼 1,530.97 +58.61 (+3.98%) 1,472.36
2 海運業 1,446.09 +39.53 (+2.81%) 1,406.56
3 倉庫・運輸関連業 2,044.48 +55.31 (+2.78%) 1,989.17
4 非鉄金属 1,490.75 +38.34 (+2.64%) 1,452.41
5 不動産業 2,251.80 +54.63 (+2.49%) 2,197.17
6 化学 1,339.58 +30.39 (+2.32%) 1,309.19
7 卸売業 1,301.18 +26.44 (+2.07%) 1,274.74
8 ガラス・土石製品 1,583.90 +29.46 (+1.90%) 1,554.44
9 機械 1,539.11 +28.28 (+1.87%) 1,510.83
10 繊維製品 793.62 +13.04 (+1.67%) 780.58



31 保険業 1,292.87 -7.04 (-0.54%) 1,299.91
32 電気・ガス業 1,087.04 -6.48 (-0.59%) 1,093.52
33 その他金融業 935.28 -25.50 (-2.65%) 960.78

とりあえず、好業績に飛びついて、3日たったら分投げる、という相場が正解かもしれない。


◆結構大商いな日(2007/4/27F)

めんどくさいので、データだけ。

日経平均 17,400.41 -28.76 (-0.17%)
TOPIX 1,701.00 -2.41 (-0.14%)
JASDAQ平均 2,042.20 +5.64 (+0.28%)
マザーズ指数 924.67 +9.45 (+1.03%)
ヘラクレス指数 1,537.67 +26.33 (+1.74%)

東証一部値上がり↑:936 値下がり↓:6691 変わらず124
出来高:225,774万株 売買代金:3,173,226百万円