持ち株レポート2021年3月分

持ち株レポート2021/3/5現在

長期金利にやられ、ポートフォリオはさんざんな内容になりました。が、金曜日に切り返しが起こったためかろうじてプラス圏を維持。さらなる下落があるのかをさぐりながらも長期金利に強い構成にシフトしていく動きを取っていくことになりそう。

ナスダックの週足

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2月半ばを天井に、ナスダックはここ3週間は下げています。木曜日のパウエルショックで12297ポイントまで急落したものの、金曜日には切り返して下ひげで終了。押し幅としては1/2を達成しており、調整が終了なのかどうかを見極めないといけません。先週の高安範囲内の抱き線かつ、陰線引け、というような流れだと、まだ仕込みどころがありそうですが。。

長期金利 1.6%へ急上昇

パウエル砲で長期金利は1.6%まで急上昇。その後1.4%台に落ち着いて市場が回復したが、チャート的には下値を切り上げており、来週は1.6%を超えていく可能性があると感じます。

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3/5イエレン財務長官「長期国債利回りの上昇は、市場参加者がインフレ懸念の高まりではなく、より強い経済回復を期待している兆候である」とし、「市場は、FRBが長期的に平均インフレ率として考える2%のインフレ目標を超えてインフレが上昇すると予想しているとは思わない」と、これまた長期金利を容認する発言なので、インフレというよりは経済の回復こそが重要、というマインド転換が必要なのは確かです。

目先優先主義

テスラを売却しました。あれだけ保有にこだわっていましたが、25%ルールを優先し、利確です。売却の理由は「先導株としての地位を失ったかもしれない」ということ。

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週足でも3分の2押し以上の押しになり、月足では半値押しを試す展開です。月足の半値は485ドルです。日足はすでに崩壊しています。現在の株価水準はS&P500に組み入れられた日よりもちょっと高いレベルでインデックス投資家の損益分岐点にあります。下の窓は2つあり(526、412)、直近526ドルがかなり射程圏内に入ってきてる雰囲気です。仮に526ドルを達成しても、S&P組み入れニュースで窓を開けた412ドルへの急落の可能性は、価格帯別出来高がこの先薄いこともあって現実味がある、と見ました。

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もし400ドル台まで下落というと、900ドルまでのリカバリーにはかなり時間を取られる道のりになりそうで、そうなると先導株としての値動きが鈍る展開になるでしょう。主力の保有銘柄としての価値は微妙なところです。おそらく宇宙関連が次の先導株要素になることから、Space Xとの合併がなければ地位は維持できないかも。しかしEV分野ではあきらかに王者なので、私は412ドルに1株、来週指値セットします

持ち株。

ブラックベリーの窓下でのキャッチ。NNOXの買い増し。ミネルヴィニ型のトレンドライン通過銘柄の買い、新配当候補銘柄の買い。Tポイントのロンダリング開始。

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BB

ブラックベリーは下の窓9.33に指値していたものがひっかかりました。ただ、チャート的には下落相場は継続の気配です。

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20ドルまでのGME戦による爆上げ相場は、上昇22日→下落22日→暴騰16日の60日波動によるものでした(一目均衡表的には59日)。下落は3/5現在26日目で、下落予定22日を超えてしまっていて、下落メドが何日になるか、想定しにくい状況だと思います。変形で38日だとしても、さらに下がることになるわけで。。ちなみに次の決算発表予定は15日後なので、ここまで下がると41日になります。となると次の下の窓6.16を現実的に見なければいけないのかな、と心構えを新たにしています(ここで15株くらい買うかも)。

QYLDに配当を再投資。利回りを130%にUP

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高配当ETFのQYLDに配当を再投資して、利回り急上昇をさせることにしました。22.09ドルで年間9.92ドルの獲得です。毎月配当型なので、27株持つと、毎月1株ゲットできる計算になりますが、チャート妙味としてはおそらくあと3ドル分くらいしか伸びしろがなさそうなので、他の配当候補と比較して今後持ち分をどうしていくか、検討します。

SPKE

新しい配当銘柄。現在配当利回りは7%。配当性向48.3%年間0.725ドルをきっちり払い続けている銘柄です。週足で見ると、コロナ暴落以降上下動を繰り返しながらも上昇を続けています。

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ここは、理論株価がだいたい60ドルなので、上昇余地がものすごくあります。大トレンドラインが12ドル以下に下がってきていますので、ここを上抜ける前にどれだけ買っていけるか、と思っています。

NNOX

FDA承認発表期限が迫っているらしいものの、それはたぶん今月中の気がするけど、いつなのかはFDA次第という。承認勧告を出した第3者機関に結果報告をするのが勧告から30日以内らしいけど、それだととっくに期日が過ぎている。時間稼ぎのために追加情報、というのが1月30日に出たので、その回答をNNOXがいつしたのか。その回答が到着してから新たに30日以内だとしたら。。。このあたりはCall Transcriptでもはっきりしなかったようで。まあ4月にははっきりするでしょう。

チャートはめちゃくちゃです。この暴落説明しろ、と聞いてみました。

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持ち株レポート2021/3/12現在

先週のナスダック下落は「調整入り」を示唆する(合計)10%下落になったんですが、それを見て買いが入り、今週はその流れを受けた復活の1週間でした。調整前後で変わった風景は、「長期金利への耐性」1.6%をつけても上昇するナスダック銘柄(特にSPAC)が出てきた印象が強かったですね。

なんとかひと山作ったテスラ

再度参入を考えているテスラ。下げ波動の中、一山復活波動を作ってくれましたが、頂点と前回の山を結んだ下落トレンドラインに沿ってローソク足が下がっているので、次の押しはどこに定まるか、というところです。

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次の押しが、前の安値を割ると、、ZMのように長期の調整波動入りの仲間入りになります。現在の株価は価格帯別出来高で一山あるところなので、ここで脱出と参入のせめぎあいが続くことも考えられますが、長期金利の上昇は避けられないので、(見た目)ハイパー割高株なテスラが耐えられるかな、という懸念はあります。来週はARKキャシーがテスラの新しい目標株価を公開する、という話もあるので、上昇可能性もありますが、その目標株価が3桁どまりになると失望売りになることも頭の隅に置いておく必要がありそう。ちなみにまったく影響力のない私の目標株価は現行で2000ドルです。だって、Starlinkが上場するようだしー(私はそっちに行くかもしれないけれど)。テスラまわりは常に騒がしいので、その見極めをじっくりします。ということでテスラはまだ買わない。412ドルで待ちます(or前回買いポイントの425ドル)。

PENNがS&P500入り決定

まったくノーマークだったんですが、持ち株のペン・ナショナルゲーミングがS&P500に3/22付けで昇格すると、アナウンスがありました。ミネルヴィニ式投資で出会った銘柄。おそらく本家も長期保有だと思いますが、3/22まで先回り筋の買いが期待できる?期待したいですね。

「テスラ以降」のMyポートフォリオ戦略

配当の柱を失ったあと、グロースの柱を失った感があって、ポートフォリオの構築を改めて考えています。現状の1銘柄あたり4%保有ルールでは含み益獲得率が低いことがわかってきました(しかし確実に上昇する)。米国市場の主要どころの上昇率は、お金を持っている人ほど有利な構造です。ミネルヴィニ式トレードも、自分なりの解釈を加えて成功率をアップさせてきているので、組み方をちょっと変えていきたいと思っています。

ポイントロンダリング期間を延長してみる

現在投信を買ってTポイント7200ポイント分をロンダリングしているのですが、換金予定日を1か月ずらしてみる試みをとってみることにしました(これも新しいポートフォリオ戦略のひとつ)。なので、ポイント転換はこれから1か月はない、ということになります。

持ち株。

今週はほぼ様子見姿勢で、配当株の買い増しを中心にしていましたが、金曜日の上昇を機にトレンド転換する銘柄が多数でてきたため、ミネルヴィニ氏のつぶやきにとびのったのと、独自に監視をしていたミネルヴィニ型銘柄1つを急きょ買いました。

LYFT

ミネルヴィニ式。まあ、現在のトレンドにぴったりの銘柄です。

このあとの上昇でミネ氏は興奮して2回さらにつぶやいていますので、ロスカットラインが近かったのかもしれません。理論株価は98.35。将来上昇可能性率は51.7%。買うことにしました。チャートを見て、

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ひとつ下の大トレンドライン下で10日ばかりシコってましたが再び上昇。その前の横這い期間からスパンが短くなってて、さらに今週の横這い日数も減少しています。ただし、50日線とのかい離率が開いているので、数日押す可能性を予想。出動は3株に抑えました。

CLF:ミネ氏脱出後のおもしろチャートを買う

ミネルヴィニ式で2月下旬に登場した同銘柄の戻り高値トレンド突破を買ってみました。よく見ると、この銘柄は、過去の上昇波動における高値2つを結んだトレンドラインを上抜けたときに大きく動いています(オレンジのライン)。

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一度決算を見て利確した機関の売りのあと、長期金利上昇とシクリカル物色で同株も復活波動入り(この株は鉄鋼株)。金利上昇が追い風の変わり種で、50日線を回復、直近高値を結んだ小トレンドライン突破、さらに大トレンドラインを三度突破したところを買いました。

これはミネルヴィニ型として、ウオッチリストに入れていた銘柄です。物色テーマにマッチしていたので監視していてよかった、になることを祈るばかりです。

持ち株。

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配当利回りが最も高いQYLDを優先的に配当再投資銘柄化していってます。上昇余地が大いにあるSPKEの買い増しが、大トレンドライン前にどこまで買うことができるか。

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SPKEは、押しがどのあたりに来るかの予測が難しく、いつどのくらい買うか手探りです。配当権利落ち後の数日は不安定、という共通傾向があるので、買いチャンスはおそらく来週までかも、と思っていますが、ごらんのとおり50日線を上抜いていないので、逆に下がってくることも考えられます。次の配当までのカレンダー投資法投入も視野に来週もにらめっこです。

配当株。一方で理論株価に到達し、上場来高値圏にまで上昇したAFGをどうするか、という判断をする次週になります。一定レベルの金融株(特に地銀)保有は、「炭鉱のカナリア」として持っていたいのですが、AFGの金額が大きすぎるので、減らすのはたしかです。

現状とこれからの主力銘柄

は、以下を考えています。

$DKNG ドラフトキングス
$NNOX NANOXイメージング(FDA承認次第)
$BB ブラックベリー(あとは好決算だけ)

DKNG

$DKNGはスポーツベッティングの会社として売り出し中ですが、コロナ禍の州政府の財政悪化を受けてスポーツ賭博容認化の動きが加速していて、パランティアのようにある種の国策銘柄になってきている感があります(だから保有継続を決めた)。DKNGの収益要素は2つあって、ひとつはスケジュール通りに行われるようになるスポーツイベントと、もうひとつは先に挙げた何州がスポーツベッティング容認の制度改正をしてくれるかという市場規模の確実性についてです。DKNGの収益は、コロナ禍で中止や延期になったスポーツイベントにかなり左右されています。が、この状況で予想を上回る成果を出しているので、コロナ後の巣ごもりベッティングがやや下火になっても、安定的に開催されるスポーツイベントと広がる市場でカバーできるだろうな、と。DKNGはスポーツベッティング部門はまだ12州でしか展開していないし。株価はIPO以来高値を抜いてきましたが、上髭引けなので、もう一波乱ありそう。

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NNOX

$NNOXは40ドル以下でさらに買い増しを行いたいと思ってて、チャート動向を見ながら慎重に買い進めています(っていっても今週は1株しか買ってない)。FDA承認が取れれば、株価は4,50%は軽く吹き上がると思われます。金利1.6%下でも、理論株価は決算に押されて急上昇。

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本家ツイッターも、生産体制が着々と進んでいるツイートを連発していて、FDA承認却下は。。。ないよな。。。

2021/3/8のつぶやき

2021/3/10のツイート

2021/3/12のツイート

BB もっとも静かなBANG銘柄

GME、AMCがファンダメンタルズ要素で上昇を開始していて、NOK(5G)、BB(自動運転&サイバーセキュリティ)もそろそろだよな、と思っているところです。

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が、まだ自分のファンダメンタルズ研究がまだ始まってなくて、雰囲気投資です。先週末の窓埋めで買えた5株がこれから効いてきそう、と思いたい良い流れですね。ただ、、理論株価がここ最近の金利急上昇で霧散しています。ルール的にはこれ以上の追加購入をしない、となってしまったので、次の決算で少しでも数値回復が見られるか、保有継続ができるかがポイントです。

持ち株レポート2021/3/20現在

指数、とくにNASDAQは長期金利上昇ですっかりやられてしまっている。先週は半ばにかけて上昇したが、週末に向かって下げていった「一山な一週間」だった。

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チャート的には前回高値よりも下で高値が終わってしまったので、下落波動継続の気配だが、3/7につけた安値12287.57を割り込まずにまた切り返したら、カップハンドルの「ハンドル形成」チャレンジとなる。上げ71日、下げ13日だと、次の節目は下落から上昇している13日目(今週の水曜日)。ここで高値を付けてまた下がってくると、58日間の反発波動が起こるかも?とかいろいろ想像してみるけれど、ほかのチャート分析に入った途端そんなことは忘れてしまうだろうw

超長期目線を取り戻すと、

① 金融相場です
② ETF買いは、まだあります
③ 長期金利上昇でハイパー割高株は例外なく「全部」調整入り
④ 調整=現状を想定していない残念さんたちの狼狽売り
⑤ 民主党政権は、債務上限設定期限8月までにまだバラマキやる可能性高い
⑥ インフラ投資が手つかずです
⑦ 長期金利高と株高がセットで来る日が近い
⑧ 基本的に実体経済は急回復中(元に戻ろうとしているだけだけど

というようなことは忘れないようにしたい。

長期金利は経済回復に伴って上昇していくわけなので、金利とそれを織り込むリバランスがどのような結果になっていくのか。

持ち株。ミネルヴィニ式で新規1。$NNOXを追加買い増し。

週末寝坊して買いそびれたので、このロスが来週どうなるか。

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60万円投資家としては、だいたい6万円くらいずつの保有にしたく、ミドルリスク型のトレードは今後も続く。

$NNOXに全集中傾向。チャートは大トレンドラインに沿って下落傾向だが、第6トレンドラインの上で止まっていて、三角持ち合い感が出てきた。FDAの承認待ち(秒読み)で、「わかりきった勝利」のはずなんだが、相場は承認を見極めたい、という参加者が圧倒的多数で、先走りの人たちがハイリスクを取って買っていく展開が続いている。私はすでに12%以上の構成比率を取っているので、あほすぎるくらいのハイリスクテイクになっている。今年前半の勝負銘柄です。

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週明けさらに買い増ししたいw

持ち株レポート2021/3/26現在

銘柄数が若干減った。1銘柄ポジションサイズダウン。

$NNOX 構成比率22%に。「分かり切った勝ち鞍」が成立するのか?

NANOX imagingのポジションを増やしている。ほとんど含み損で、ポートフォリオをBBと一緒に大圧迫中。誤解を恐れずに簡単に言うと、100万円のレントゲンを作って売る会社。いろいろな構造革命を起こす要素があって、次のテスラなんて言われ方もしているようで。

なぜ株価が上昇しないのか、というのはこれまた簡単、その100万円のレントゲンが、FDAに承認されていないから。NNOXは、これ一本で勝負しているので、ひとまずの目標であるアメリカでの承認ゲットが進まない限り、株価は低迷し続ける。で、その波が昨年末に来たんだけど、FDAからまさかの「追加情報くれ」返答。株価は失望売りの嵐で下がりに下がった。

追い打ちをかけるように、ロックアップ解除と公募増資で市場にものすごい数の株が放出されて、さらに下がってピークの3分の1に迫る勢いです。

この、「追加情報くれ」は、コロナ禍でFDAが忙しすぎて、承認を出すまでの時間稼ぎではないか、という憶測。が、NNOXは求められた情報を提供して、その結果認証が出るだろ、というところにまで再びきている。FDAの認証は、会社側の返答を受けてだいたい30日以内に結果通知がなされる。その30日後は、、、実は3月29日だった。28日発表分ではNNOXのリストはなく。やっぱり30日以内には結果が出ない。。。認証却下になる可能性は極めて低く、それは昨年末第三者機関がFDAに承認を勧告しているので確か。つまり、分かり切った勝利が目の前に用意されている銘柄なわけです。あんのかなー、そういうこと!?でも、持っているけど。もっと増やすけど。

承認却下となったら、別の国で承認ゲット(イスラエル&韓国)となるまで鬼ホールドになるか、資金の6分の1くらいを失う損切りをするか。ちなみに承認ゲットすると、日本のとある2銘柄もあおりを食って上昇するでしょう。その銘柄は、がんばってさがしてください。

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相場は下げ波動に入っているので、保有方針が明確でないものは順次処分中。理論株価を達成している金融株をどうするか、悩んだまま週末を迎えました。長期金利が1.6から1.7%でもグロースが伸びるようになってくるようなら、金融株を保有している必要はほぼなくなるので、あと2銘柄売却もありかな、と思っています。

来週は月末をむかえるので、カレンダー投資法が動き出します。すでに購入銘柄には指値を入れているので、そのうち刺さるでしょう。

カレンダー投資法は、米国株でもいける感触をつかんできているので、資金サイズをどのくらいにするとリスク度合いがちょうどいいかを考えていきたいです。