SBI証券にて、Tポイントで米国株を買うひとつのハードル

Tポイント投資をSBI証券では推奨していますが、それは投資信託のみだということ。さんざんTポイント活用をうたっておきながら、門戸は投資信託売買のみしか開放していないのです。Tポイントで買える商品を軽く以下にまとめてみました。

これでは初心者の人たちの株への意欲が失せます。ネオモバイル証券では株を直接買えるものの、銘柄数が著しく少ない。どっちを取るかと言えば、私は選択肢の多いSBI証券にします。今回はこの「投信しか買えない」ハードルをクリアする手法を紹介します。

いったん投信を買って、すぐに売って現金化するしかない

Tポイントを証券投資全般に活用するには、「投信を買う」という唯一のゲートウエイを使うしかありません。投信1銘柄を買ってすぐに換金し、得た円貨で米国株を買う、というプロセスを経るしかない。フロー図にすると、以下のようになります。

しかし、これにはひとつ、損益が発生するというハードルがあります。投資信託を買った瞬間に維持手数料が日々の運用損益から引かれるので、買った投信がプラスに転じるまで持っていなければなりません。かつ、日々の値動きがあります。外貨建ての場合は為替変動も。唯一の救いは、投信の購入・売却時の手数料が無料、ということでしょうか。

すぐに売却、といっても、投信を買うには約定までに2日、すぐに売ったとしてもさらに約定までに2日かかります。また、こまったことに、多くの投信が受け渡し日ベースでの基準価格を適用してきます。わたしがよく使っている投信の例だと、以下のようなスケジュールになるのです。

自分としては12月14日の基準価額を見て購入指示を出しているのに受取日の価格がそれになります。

売却でも同じで、12月16日の基準価格をみて売却指示を出しているのに受渡日の価格がそれになる。2日先の価格を予想しながら売買をしないといけなくて、かつ、現金化までに最低でも1週間取られてしまうのです。これで損を出してしまったら、がっかり感は増すばかりです。

Tポイントロンダリングを工夫する

となると、投信を買うときにも収益を得る工夫をするしかありません。分配金目当てに短期で買い向かってくる投資家がいる銘柄で、一定のサイクルで上下動をくりかえすわかりやすい投信をさがしたところ、3つほどみつかったので、Tポイントの転換時に使っています。

有料記事:Tポイントを投信売買でロンダリングする銘柄ガイド

https://note.com/soubaroku/n/n6988de432d44

ロンダリングに使う投資信託3銘柄をリストしています。