資産ポートフォリオの構成を考えるとき、わたしは投資顧問のOxfordClubが提唱しているWelth Pyramid(ウエルスピラミッド)の実践例を参考にそれを組んでいます。
運用ポートフォリオを運用積極度に応じて3つに分類し、土台を配当供給株で固めて定期収入を確保し、リスク許容度に応じて分類したあとの2つの手法で値上がり益を得るチャレンジをしていく、というものです。ピラミッド型はそれぞれの手法に割く資金規模を意味し、超積極的投資においては全体の数%程度を、保守的運用では全体の6割くらいで固めるように、ということを示しています。
円グラフでポートフォリオ管理をする人が多数ですが、銘柄の資金分散具合を得るには最適なものの、それぞれの銘柄にどんな戦略性(積極性)があるのかを把握するのにはちょっと難があるかも、と思っていた私は、このピラミッドがそれを補助することになるな、と思いました。
QxfordClubでは、保守的な順に「保守的な投資」「積極的な投資」「超積極的な投資」としていますが、わたしの記述では言葉の定義をもう少し詳しくしたかったので「保守的保有=保守的な投資」「積極運用=積極的な投資」「攻撃的運用=超積極的な投資」として分けています。
また、それぞれの土台でどんな種類の株式運用をするか、についてもはっきりさせました。
この点OxfordClubでは、投資法ごとにどの段階がフィットしているかの解説もしてくれています。それを反映させたのが、以下の図です。
OxfordClubは、これらの投資法のすべてをピラミッドに組み込む必要はない、としていますが、実際の顧問内容から察するに、私が記述した保守的=配当供給株、積極運用=値上がり期待型配当株、攻撃的運用=オプションやハイパーグロース株を含めた投機、というのがあてはまるかと思います。