2020年12月の相場録

◆12月1日(火)

CME日経平均先物 円建
NYダウ 7:34 29,638.64 -271.73 -0.91%
ナスダック総合 7:15 12,198.74 -7.11 -0.06%
日経平均株価 15:15 26,787.54 +353.92 +1.34%
TOPIX 15:00 1,768.38 +13.46 +0.77%

米国株・ダウナス下げ。
Fear&Greed指数は88に低下。VIX指数はちょい下がる。エネルギー、金融、公益が安かった。月末のリバランス売り(兼利益確定売り)の様相。

◆12月4日(金)

DOW 30069.79 -104.09 -0.34%
NASDAQ 12464.23 -55.72 -0.45%
NIKKEI225 26751.24 203.80 0.76%
TOPIX 1775.25 -0.69 -0.04%

米国株
ナスダックが最高値を更新
追加経済対策案で両党から前向きなコメントが出てきて好感も引けにかけてしぼむ。ファイザーのワクチン出荷目標が工場の稼働の問題で当初の半分になりそう、と。EV関連はゴキゲン。2040年には新車販売の58%を電気自動車が占める、との見通しもあり、生産環境の投資が活発化。GMは25年末までに30車種投入など270億ドル投資予定。

アゲ:エネルギー、不動産、資本財
サゲ:通信、素材、公益

個別材料で良いものが多い。

◆12月7日(月)

DOW 30173.88 105.07 0.35%
NASDAQ 12519.95 -62.82 -0.50%
NIKKEI225 26547.44 80.36 0.30%
TOPIX 1775.94 15.19 0.86%

◆12月8日(火)

DOW 30068.81 69.55 0.23%
NASDAQ 12582.77 243.82 1.95%
NIKKEI225 26467.08 -350.86 -1.32%
TOPIX 1760.75 1.94 0.11%

米国株
ファイザーとビオンテックが共同開発した新型コロナワクチンの接種が、英国で8日から開始。同ワクチンの米国での接種開始期待から、ワクチン普及による経済回復を見込む動きが強まった

◆12月9日(水)

NIKKEI225 2020年12月9日 26,817.94 350.86 1.33%
TOPIX 2020年12月9日 1,779.42 20.61 1.17%
DOW 8-Dec-20 30174 104.09 0.35%
NASDAQ 8-Dec-20 12,582.77 62.82 0.50%

日本市場
急反発。新型コロナウイルスのワクチンに対する期待が膨らんだほか、堅調な機械受注

◆12月10日(木)

DOW 30046.37 184.82 0.62%
NASDAQ 12405.81 27.94 0.23%
NIKKEI225 26756.24 103.72 0.39%
TOPIX 1779.42 3.21 0.18%

米国株
米追加経済対策に対する不透明感が台頭。ファイザーが開発した新型コロナワクチンの接種が始まったイギリスで深刻なアレルギー反応が2例報告されたことも警戒された。。反トラスト法(独占禁止法)違反の疑いでフェイスブックが提訴されたこともハイテク株やGAFA全体の下げにつながった。

日本株
ソフトバンクグループ<9984.T>が10.91%高で連日の年初来高値更新し、日経平均を約180円押し上げる。一時はストップ高の水準に接近した。株式非公開化について協議と9日に報じられたことが引き続き材料視されたほか、出資先の米料理宅配サービス最大手ドアダッシュ上場による含み益拡大も追い風となった。

値上がり739銘柄に対し、値下がりが1339銘柄、変わらずが101銘柄だった。

◆12月11日(金)SQ算出日

NIKKEI225 26,652.52 -103.72 -0.39%
TOPIX 1,782.01 5.80 0.33%
DOW 29999 -69.55 -0.23%
NASDAQ 12,405.81 66.86 0.54%

米国株
経済指標が市場予想平均よりも悪くNYダウ続落、ナスダックは反発 新規失業保険申請件数は、季節調整済みで853,000件となり、市場予想平均の725,000件よりも悪かった。また、追加経済対策の協議進まず指数が後退。

日本株
SQ算出日で、出来高は膨らんだ。値上がり銘柄数は1396、値下がり銘柄数は696、変わらずは88銘柄。前日急伸したソフトバンクグループ<9984.T>が利益確定売りで反落

◆12月15日(火)

DOW 14-Dec-20 29862 -184.82 -0.62%
NASDAQ 14-Dec-20 12,440.04 62.17 0.50%
NIKKEI225 2020年12月15日 26,687.84 -44.60 -0.17%
TOPIX 2020年12月15日 1,782.05 -8.47 -0.47%

米国株
追加の経済対策案に対する期待感が高まり、NYダウは一時270ドルを超える上昇をみせたが、ニューヨーク市のデブラシオ市長がロックダウンを示唆する発言が出たことで楽観的な見方が後退し、NYダウはマイナスに転じた。一方、ナスダック総合指数は、GAFA、テスラ、インテルなどが同指数の上昇を支えた。

日本株
新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからないことなどを嫌気して軟調な地合いとなったが、下値では押し目買いも観測された。国内でも菅政権はGotoキャンペーン(観光支援策)を一時停止することを決定、景気先行きに対する懸念が買い気を削ぐ格好となった。あすまでの日程で行われるFOMCの結果を見極めたいとの思惑も上値を重くした。

◆12月16日(水)FOMC

CME日経平均先物 円建
NYダウ 7:12 30,199.31 +337.76 +1.13%
ナスダック総合 7:15 12,595.06 +155.02 +1.25%
日経平均株価 15:15 26,757.4 +69.56 +0.26%
TOPIX 15:00 1,786.83 +4.78 +0.27

東証一部値上がり↑:1000 値下がり↓:1083 変わらず:99
出来高: 11億1010万株  売買代金:2兆1404億円

米国株
ファイザーに続き、モデルナのmRNAコロナワクチンの緊急使用承認観測と、10月から続いている追加経済対策の進展期待が相場を支えた。iPhone増産計画で株価上昇のアップルなどが先導。

バイデンの公約で、エネルギー消費の全体の4割を占める住宅や商業ビルのエネルギー改革。2035年までにCO2排出量を半減させる。4年間で200万件の住宅と全米の7割にあたる400万棟の商業ビルの省エネ改修実施。議会がねじれになった場合でも、気候変動に対する危機意識・世界的な圧力・世界から取り残される懸念から実現に向く可能性が高い。
JCI(ジョンソンコントロールズ)空調機器
HON(ハネウェル)機械
GOOGL(アルファベット)(住宅向けの温度自動調節機を販売

東京株式市場はアメリカ株高を好感して買い優勢になったものの、FOMCの結果を見極めたいとのムードから模様眺めとなり、高値圏でもみあう展開となった。

◆12月17日(木)

NYダウ 7:04 30,154.54 -44.77 -0.15%
ナスダック総合 7:15 12,658.19 +63.13 +0.50%
日経平均株価 15:15 26,806.67 +49.27 +0.18%
TOPIX 15:00 1,792.58 +5.75 +0.32%

◆12月18日(金)
米国株
新規雇用保険申請者数が予想に反して増えたことや、製造業景況感を示す指数も大幅に下回った。が、軟調な経済指標にもかかわらず、追加経済対策が今週中にも決まる、という期待や(何回裏切られていることやら)、FOMCを受けた金融緩和の長期化が相場ムードを支えた。

FDAがモデルナのコロナワクチン緊急使用許可についての審議。EUでは21日にもファイザーのワクチン承認に。ファイザーのワクチンはアレルギー反応を示す事例がぱらぱらと出続けている。すぐに対策を打って回復しているとのこと。

グーグルの反トラスト法違反で提訴。36州の司法当局が連名で。

住宅着工件数が堅調。

ビットコインの新値で、スクエアとペイパルが注目。ビットコインを買うと、ユーザーはこまめに価格をチェックする傾向があるため、関連アプリを提供しているサービスが人気化する傾向。ペイパル利用者の2割がすでにビットコインで決済をしている、という報告も。

ビットコイン
機関投資家が買い
金利が安い=法定通貨の価値が下がり、ビットコインの価値がアップしている

◆12月19日(土)
米大統領、2日間のつなぎ予算延長に署名 政府閉鎖を回避

◆12月19日(土)
米国株
ダウナスSP500がともに新高値を付けたものの、引けにかけてしぼみマイナスに転落。
18日は株価指数先物とオプション、および個別株先物とオプションがすべて期限切れになる四半期イベントの日で、取引量が増大する傾向。加えてテスラのS&P500入りがあり、時価総額の調整による売買が盛んになった。

市場関係者の多くは追加経済対策とウイルスパッケージについて楽観的な見方が多いものの、実質的な進展が金曜日になっても見られていないことで、その考え方を「一時停止」することになったような下げになっている。

主要銀行はFRBのストレステストをパスした模様。FRBは、JPモルガン・チェース、ゴールドマン・サックス(GS)、シティグループ(C)、バンク・オブ・アメリカ(BAC)などが自社株の買い戻しを再開できるが、配当を上げることはできないと。 JPMorganと他の数社は、自社株買いを再開する計画を発表。 銀行株は引けに近い時間に急騰。

ナイキの決算発表が取引後に発表され、好調。

◆12月21日(月)

ダウ 30179.05 -124.32
ナス 12755.638 -9.107

米追加経済対策に対する不透明感を背景にNYダウ、ナスダック指数ともに下落した。この日は日本のSQ(特別清算指数)にあたる「クアドルプル・ウィッチング」となり、売買高は膨らんだ。アップルやアマゾン・ドット・コム、マイクロソフトが安く、インテル、アドバンスド・マイクロデバイシズが値を下げた。フェデックスやボーイングが下落した。半面、フェイスブックやセールスフォース・ドットコムが高く、プロクター&ギャンブル、エアビーアンドビーが値を上げた。21日からのS&P500種指数への採用を受けテスラは最高値を更新した。

日本株
日経平均は48円続落。一時バブル後高値更新も感染拡大が重しで伸び悩む。しかし押し目を拾う動きや日銀のETF買いが支えで下げ渋りとなった

◆12月22日(火)

米国株
英国での新型コロナウイルスの変異種による感染拡大で、ロンドンなどがロックダウン(都市封鎖)に踏み切ったことが警戒され、NYダウは一時400ドルを超す下落となる場面があった。ただ、米追加経済対策の成立に向けた期待が膨らみ、売り一巡後は値を戻しプラス圏に浮上した。アップルやアマゾン・ドット・コム、マイクロソフトが高い。米連邦準備制度理事会(FRB)が自社株買いの再開を承認したことを受けJPモルガン・チェースやバンク・オブ・アメリカ、ゴールドマン・サックスが上昇した。ズーム・ビデオ・コミュニケーションズやエアビーアンドが買われた。半面、ボーイングが安く、アメリカン航空グループやユナイテッド・エアラインズといった空運株が安い。ネットフリックスやエクソン・モービルが値を下げ、テスラが売られた。

◆12月23日(水)

ダウ 30015.51 -200.94
ナスダック 12807.918 +65.402

米議会は9000億ドル規模の追加経済対策を可決したが、織り込み済み。新型コロナウイルスの変異種が英国で感染拡大していることが重視されダウはマイナスに。ナスダックは最高値を更新したがテスラやフェイスブック、ボーイングやモデルナが値を下げた。エヌビディアやウォルマートが売られた。半面、アップルやマイクロソフト、セールスフォース・ドットコムが高く、ウーバー・テクノロジーやエアビーアンドビーが値を上げた。ショッピファイやペロトン・インタラクティブが急伸した。

◆12月28日(月)

CME日経平均先物 円建
NYダウ
ナスダック総合
日経平均株価 12/28 26,854.03 +197.42 +0.74%
TOPIX 12/28 1,788.04 +9.63 +0.54%

◆12月29日(火)

シカゴ日経先物 円建て 26900 + 120
NYダウ 7:04 30,403.97 +204.1 +0.68
ナスダック総合 7:15 12,899.42 +94.69 +0.74%
日経平均株価 15:15 27,568.15 +714.12 +2.66
TOPIX 15:00 1,819.18 +31.14 +1.74%

東証一部値上がり↑:1814 値下がり↓:346 変わらず:46
出来高:  売買代金:2兆2042億0800万円

ダウナス好調も新高値銘柄が全滅の様相。年末の税金対策の売り・利確バージョンが発生したように見えた。
ミネルヴィニ銘柄で判明しているものはすべてマイナス。とくに $FVRR -8.23% 地合いが悪いと思ったので、MyPFの脱出ボタンは押さなかった。

トランプ大統領は27日、新型コロナ追加景気対策・歳出法案に署名。これにより、失業給付の特例措置が再導入され、連邦政府機関の一部閉鎖も回避されることになった。給付金ひとり600ドルに対してトランプは2000ドル&歳出削減努力という条件を出したことで、下院は再度投票し可決(民主党優勢)。上院での投票は共和党優位の状況で不透明。

日本市場。
トランプのサインで景気回復期待が現実味を帯び、リスクオン。節税を意識した損益通算売りが一巡したのも幸い。

◆12月30日(水)

NYダウ 30,335.67 -68.30 -0.22%
ナスダック総合 12,850.22 -49.20 -0.38%
日経平均株価 12/30 27,444.17 -123.98 -0.45%
TOPIX 12/30 1,804.68 -14.5 -0.80%

米国株
ダウ、S&P 500、ナスダックはすべて日中の最高値を更新した後、上昇を抑えてマイナスに転じた。追加経済対策で支給される小切手の額が当初600ドルから2000ドルにアップされた民主党案を下院で通過したものの、共和党優位の上院で否決されそれが失望につながった。それでも600ドルは支給されるけど。
引き続き新高値銘柄群が下げがきつく、利確すべきか悩む展開。しかし、全体的に下がっているのは地合いによるもので、調整の可能性が高いと見る。

◆12月31日(木)

CME日経平均先物 円建
NYダウ 30,409.56 +73.89 0.24%
ナスダック総合 12,870.00 +19.78 0.15%
日経平均株価
TOPIX

米国株
戻り相場。50日線に迫る銘柄が多数出たものの、それを下回ることがなく調整相場だったことがわかる。
ダウは2020年の最終取引日の1つで過去最高の終値を記録した。また、S&P500とナスダックもそれぞれの記録的な水準で取引を終えた。アストラゼネカ(AZN)のCOVID-19ワクチンが英国で認可された2番目の接種となり、ワクチンの最前線で前向きなニュースに。経済的な材料は追加経済対策がひと段落したことで材料出尽くし感があり、年明けの相場は慎重姿勢が目立つ。
Fear & Greed 指数は50のニュートラル

VIX指数は22.77でややおちつく。
おっかなびっくりの高値更新?閑散に売りなし?

テスラ が #新高値 。696.6ドルを場中につけて、12月18日につけた695ドルを上抜いた。終値は前回高値にわずかに届かず。

日本市場はお休み